ブレストアートメイク®とは

乳がんの方が乳房再建の手術後に行う医療アートメイクのことをブレストアートメイクと呼びます。


乳房に専用の針と色素を用いて、乳輪や乳頭を描き色素を定着させる技術です。
乳房はインプラントによる再建後でも、自家組織による再建後でもどちらにも行うことが可能です。


乳輪や乳頭の再建をしていない方へは、色の濃淡を使い乳輪乳頭があるように立体的に見せる3D法や乳頭移植を行った方への乳輪のアートメイク、乳頭再建後に乳頭に色がない方へは乳頭のアートメイクなどがあります。



医療アートメイクとは
皮膚の浅い部分に専用の針を用いて色を入れていく技術のことです。


日本ではアートメイクは医療行為と定められております。医師、もしくは医師の指示を受けた看護師のみが施術を行えます。

ブレストアートメイク®/ 乳房アートメイクの種類

3Dアートメイク

対象:乳房再建(乳輪乳頭再建を行っていない方)

  • 3Dアートメイク

乳頭の突起がない状態でも色の濃淡を使い乳輪乳頭がある様に見せる、特殊な技法です。
限られた施術者のみ行える技術となります。


乳輪のアートメイク

対象:乳房再建+乳頭移植(色のある方)

  • 乳輪のみアートメイク

移植による乳頭再建後、乳輪のみアートメイクで色を入れることが出来ます。


乳輪と乳頭のアートメイク

対象:乳房再建+乳頭再建(色のない方)

  • 乳輪乳頭アートメイク

皮弁、軟骨移植などによる乳頭再建後、乳輪乳頭にアートメイクで色を入れることが出来ます。

ブレストアートメイクの大切なこと

医療連携

アートメイクを行う医療機関と乳腺・形成外科の主治医との連携が重要です。
乳房再建後のお胸はデリケートでアートメイクの施術によるトラブルが無いとは言えません。
アートメイクの施術クリニックでも対応が可能である事が大切となります。
もしも、何か起きた時の対応ができる環境を選びましょう。

医療機関の選択

医療アートメイクは一度入れると簡単に消す事は出来ません。
アートメイクで後悔しないためには価格だけでは無く、カウンセリングを丁寧に行うクリニックかどうか
施術経験を積んだ施術者かどうか、症例写真などを考慮した上で信頼できる医療機関を選ぶことが大切です。
最終的に、どの様になりたいかを施術者と気持ちを合わせることでブレストアートメイクで作るゴールを共有しましょう。
メリットとデメリットを理解し納得して選択することも重要です。

施術の流れ

事前受診(1時間)
カウンセリング
写真撮影
当日(2時間から3時間)
診察・カウンセリンング
写真撮影
デザイン
麻酔
施術
写真撮影
アフターケア
2ヶ月後(2時間から3時間)
2回目施術
※初めての方は2回の施術が必要です。

その後の追加は約2年に1回あたりが目安になります。