乳がんには、がんの治療とともに手術後の再建という
テーマがあります。
治療後の再建を行っていない方。
乳房は再建したが乳頭や乳輪がない方。
乳頭は移植したけど乳輪がない方。
お風呂に行った時に人の目が気になる。
鏡に映る自分の姿から目をそむけてしまうなどの声を
聞く事も少なくありません。
患者さんが再建前に想像していたような状態で手術を終えている方は少ない印象です。
私は6年前に乳がんの方に行うアートメイクを知りました。それは乳がんの治療・再建後に行う、お胸を元の姿に近づけるアートメイクです。
日本ではアートメイクは医療行為に定められており、医師もしくは看護師の資格が必要です。
まだ認知度も低く様々な理由で、どこでも行える技術では無いのが現状です。行っている病院は少なくタトゥーや刺青と呼ばれてきました。
現在は乳房に施すアートメイク=ブレストアートメイクと言います。
この技術で患者さんの笑顔や自信につながることがあります。
乳がんの再建手術のお仕上げにブレストアートメイクが1つの選択肢である事を多くの方に知っていただき、お役に立てれば幸いです。